事業概要
伝統工芸や文化財などの地域資源を活用した文化・観光振興の取組み
香川漆芸ワークショップの開催
香川の伝統工芸である香川漆芸を国内外の方々に身近に知っていただくため、香川漆芸の技法を使ったワークショップを開催します。 参加者に、香川漆芸の三技法のひとつ「彫漆」の一種である「堆漆」技法によるペンダント作りを行っていただきます。
古漆器再生プロジェクト
県内の旧家に眠っている膳や椀などの漆器を集め、修復したうえでニーズに応じた加飾を施すなどして、再生させるものです。
文化財等のリモートガイド
観光客にスマートグラスなどを装着してもらい、観光客視点の画像を見ながら離れたところから観光ガイドを行うものです。
ガイドは現場にいる必要がないので遠隔地からのガイドが可能で、瀬戸内国際芸術祭などでの活用が考えられるほか、高齢者や障碍者などでも案内スキルさえあればガイドを行うことができるので、新たなやりがい発掘につながることも期待されます。
ボードゲームの活用による地域課題解決に向けた取組み
ボードゲームとは、盤上で駒やカード、サイコロなどを使って人間同士で勝敗を競うゲームの総称で、現在、世界中で様々なボードゲームが親しまれています。 ボードゲームには、<ルールに従うことが求められる>、<戦略や戦術を駆使するための論理的な思考力や記憶力が求められる>などの特長がありますが、最大の特長は、<コンピュータではなく人間を相手するので適切なコミュニケーション能力が求められる>ところにあります。また、既製のゲームを楽しむだけでなく自分たちでオリジナルゲームを製作することによって創造性が涵養されます。BUNKAでは、ボードゲームのこれら特性を生かして、教育や町づくり、町おこしなど、地域課題の解決に向けたお手伝いを行います。
ボードゲームの教育へ応用
ルールを守る心、論理的な考え方、協調性の大切さなどは人格形成期において極めて重要な要素です。ボードゲームは楽しみながらこれらを身につけることができることから、ボードゲームを教育現場へ取り入れる試みを行っています。
地域理解を深め地域課題を考えるためのボードゲーム制作
自分たちが住む地域のことをもっと知るとともに、身近な課題についての理解を深めるため、地域の特色や課題をテーマにしたボードゲームを自分たちで制作してもらうものです。
ボードゲームを活用したコミュニケーションギャップの解消
地域が抱える様々な課題の背景には様々な要因が存在しますが、多くに共通するのはコミュニケーションの不十分さに起因する“ギャップ”ではないでしょうか。世代間のギャップにより大人の健全な価値観が子どもたちに伝えられていない、住民間のギャップにより地域問題をみんなで一緒に考えて解決に向かっていけないなど、いずれもコミュニケーションを回復することよってより良い方向に進路を切れる可能性があると考えます。 BUNKAでは、これらコミュニケーションギャップを解消するツールとしてのボードゲームの活用を企画しています。